テレビ朝日のドラマ「13歳のハローワーク」が1月13日23時15分から始まります。
出演者は、松岡昌宏さん、横山裕さん、桐谷美玲さん、田中偉登さん、沢木ルカさん、小松和重さん、
光石研さん、古田新太さん、風吹ジュンさんなどです。
このドラマは、村上龍さんの「新13歳のハローワーク」が原作です。
所轄の生活安全課で働き続ける小暮鉄平(松岡昌宏)が35歳の誕生日に22年前の1990年にタイ
ムスリップし、当時はバブル経済の最中ですが、その後の日本はバブル経済が崩壊し、大変なことに
なるということを当時の人に説明してもなかなか受け入れられてもらえないという話です。
ちなみに、日本におけるバブル経済は、1985年のプラザ合意が引き金となって起こったもので、プラ
ザ合意以降、一気に円高が進み起こったと言われています。バブル経済という言葉は、1987年に命
名されたといわれていて1990年には流行語大賞の流行語部門銀賞も受賞しています。
バブル経済の崩壊は、はっきりこの時点ということは言えませんが、株価では1989年12月の大納会
をピークに暴落を続け、景気動向指数では、1990年10月をピークに低下傾向となり、路線価において
は1992年初頭をピークに下落していきました。データ上では1990年11月頃から徐々に数年間の間
に崩壊が進んでいったといえるようです。
テレビでバブル経済のことが取り上げられる時に、象徴のように取り上げられる「ジュリアナ東京」のお
立ち台でボディコンを着た女性が、扇子を振りながら踊っているというシーンは、バブル経済の最盛期
の1988年頃に作り上げられたものです。しかし、実際の「ジュリアナ東京」は1991年の5月15日、バ
ブル経済の崩壊が始まった後にオープンし、他のレジャー産業が衰退していく中で、「ジュリアナ東京」の
成功は当時は、奇跡的だと言われていました。