1月12日の21時から始まる「最高の人生の終り方」のあらすじです。
下町の葬儀屋 「 井原屋 」 の二男の井原真人 (山下智久) は、母親とは中学3年生の時に死別し、
家族は父と四人の兄弟妹です。
「 井原屋 」 は、父・浩太郎 (蟹江敬三) が三代目で、警察御用達の葬儀屋でもあります。しかし、
真人は子供の頃に周囲に 「葬儀屋の息子」 であることをからかわれた苦い経験があり、家業の葬
儀屋を嫌っていました。
そのため家業は腹違いの長兄・健人 (反町隆史) が継ぐものと決め込んで家から離れ、大学卒業後
は大手居酒屋チェーンに入社しました。現在は担当するエリアの店舗の業績などを管理するエリアマ
ネージャーとして働いています。
ある日、真人は売上げノルマを達成出来なかった店長を厳しく叱責しましたが翌日、その店長がビル
から飛び降りて意識不明の重体になってしまいます。
真人は、自分が責めたことが原因で店長が自殺を図ったのではと悔やみました。ちょうどその時、実
家で葬儀屋を手伝っている妹の 晴香 (前田敦子) から父親が倒れたという連絡が入り、そのうえ四
代目として家業をついでいると思っていた兄・健人が2ヶ月前に突然家出して失踪しているとの衝撃
事実も明かされました。弟の 隼人 (知念侑李) や妹の 桃子 (大野いと) も病院に駆けつけ、久しぶり
に家族が顔を合わせましたが、一瞬だけ意識を取り戻した父は、「 葬儀屋を閉めろ… 」 と告げると息
を引き取ってしまいます。
父の葬儀を行った数日後、仕事に戻った真人は意識不明の店長が入院する病院を訪れるが、店長
は息を引き取ってしまいます。
葬儀屋を継ぐ気持ちなど全くなかったはずでしたが、遺族を前にした真人は、葬儀屋 「 井原屋 」 とし
て店長の葬儀を請け負う決意をします。晴香や井原屋に長年勤めていた 田中 (大友康平) の手伝い
のもと真人は店長の葬儀を執り行いますが、遺族がふと口にした 「 どうして自殺なんか… 」 という言
葉が気になり、警察署に店長が飛び降りた際の状況を聞きに行く。するとそこで以前合コンで知り合っ
た婦人警官の 優樹 (榮倉奈々) と再会します。
以上が1話のあらすじです。
今回の出演者の中で、木野原義男という役名だけで、現時点ではどんな役なのか分かりませんが、そ
の木野原義男を演じるのは、塩見三省(さんせい)さんです。
塩見三省は1948年生まれで、1978年に演劇集団円に所属しました。つかこうへいさんの舞台「熱海
殺人事件」の出演で注目を集めたのが1990年で、翌年の映画「12人の優しい日本人」以降、映画や
ドラマなどの出演が増えていきました。比較的年を取ってから売れた俳優だといえます。
現在も演劇集団円に所属していますが、最近は舞台よりもドラマや映画で活躍しています。